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ベビーローションに配合される保湿成分の種類とは?

ベビーローションは赤ちゃんのお肌の保湿のために使用されるベビースキンケアアイテムですが、保湿といっても種類があることはご存じでしょうか?

保湿には種類があり、役割が異なっていることを知ることでベビーローションに配合されている保湿成分の構成がわかりやすくなります。

3つの保湿の種類

保湿成分の種類は保湿の方法というか仕方によって異なります。

まず最初は水を吸水するタイプの保湿成分です。

代表的な成分としてはヒアルロン酸やPCA-Na、アミノ酸などお肌の角質層にある天然保湿因子と呼ばれる成分が該当します。

ヒアルロン酸の保水力というものがどれくらいかというと、ヒアルロン酸1gで6Lもの水を保水できます。

次に、水を抱え込むタイプの保湿成分があります。

これはお肌の角質層の構成がわかると非常にわかりやすいのですが、
角質層というのは角質細胞と細胞間脂質というもので構成されています。

どのように構成されているかというとレンガをセメントで積み上げた状態というのがわかりやすいでしょう。

レンガが角質細胞でセメントが細胞間脂質です。

つまり、レンガ役の角質細胞には先ほどのヒアルロン酸などの天然保湿因子で構成されていて水分を保持しています。その周りを細胞間脂質が囲っています。

細胞間脂質を代表する成分が有名なセラミドです。

つまり、セラミドは水を抱え込むタイプの保湿成分です。

最後は何かというと水分を逃がさない保湿成分です。

これも人体を例にあげると、お肌の潤いを逃さないための皮脂膜の役割といえます。

皮脂は油なので水に混じりませんし通しません。そのため、皮脂がお肌の表面を覆うことでお肌の水分蒸発を防いでいるわけです。

まとめると、
①水を吸水するタイプの保湿成分
②水を抱え込むタイプの保湿成分
③水を逃がさないタイプの保湿成分
があるということです。

ベビーローションにおすすめの保湿成分の種類は?

ベビーローションにはどのタイプの保湿成分が含まれているのが理想的なのでしょうか?

答えは、3つともバランス良くです。

ベビーローションの全成分を確認すると水が一番にきていますが、その水をお肌に届け、そこに一緒に溶けこんでいる吸水するタイプの保湿成分が水を保水しお肌に潤いを与え、水を抱え込むタイプの保湿成分がお肌に与えた潤いを抱え込み、さらに水を逃がさないタイプの保湿成分がフタをして閉じ込めます。

そうするとどうなるかというと、お肌のバリア機能のサポートができます。

なぜならお肌のバリア機能というのも、角質層の中の角質細胞が水分を保水し、細胞間脂質がそれらを抱え込むことでお肌の潤いを保ち、お肌の表面を皮脂が覆うことで外に水分を逃しません。

この角質層に含まれる水分と皮脂という油分がお肌のバリア機能を主に形成しています。

そのため、3種類の保湿成分が揃って初めてお肌のバリア機能と同じ様にお肌を守ることができるようになります。

どの保湿成分が欠けても赤ちゃんのお肌にとって必要なケアとはならないということになります。

そのため、乳児湿疹予防のためにベビーローション探しをしているのであれば、3種類の保湿成分がバランス良く配合されているベビーローションがおすすめです。


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