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どうしてセラミド入りベビーローションをおすすめするのか?

ベビーローションには色々な種類があります。

水に植物エキスだけを配合した化粧水に近いタイプのベビーローションや水や油分は配合しているけど乳化剤を使用していないため、振ってから使うタイプのベビーローション、乳液タイプのベビーローション、ジェルタイプのベビーローションなどがあります。

乳液タイプのベビーローションでもミネラルオイルやシリコンなどのお肌の保護成分がメインのベビーローションもあれば、植物由来のオイルとエキスにこだわっているベビーローション、そして、それ以外のベビーローションなど様々です。色々なベビーローションがある中でセラミドが入っているベビーローションもあります。

そして、赤ちゃんのお肌にはセラミドが良いというのを聞いたことはありませんか?
セラミドは保湿の王様とも呼ばれる有名な保湿成分ですが、赤ちゃんのお肌にもおすすめです。

どうしてセラミド入りのベビーローションがおすすめなのかその理由について紹介します。

セラミドって何?

セラミド入りベビーローションをおすすめするにあたってセラミドという成分がどんな成分なのか説明します。

保湿成分として有名なので知っている方は多いと思いますが、なぜ良いのか?についてご存じの方は少ないと思います。

セラミドについて説明するにあたって、お肌の構造を知っておきましょう。

お肌というのは表皮、真皮、皮下組織の3つの層があります。
そして表皮をさらに細かくみると、角層、顆粒層、有棘層、基底層に分かれています。
一番お肌の表面にあるのが角層(角質層)です。

そして、化粧品の成分などが浸透するのも角層までとされています。

この角層を構成するのは2つです。
一つは角質細胞、もう一つは細胞間脂質です。

角質細胞という細胞を囲むように細胞と細胞の間に脂質が存在しているという名称からもわかりやすい構造となっています。

角層というのはお肌の潤いを保つのにかなり重要な役割がありますが、それを実現しているのが角質細胞と細胞間脂質です。

角質細胞には水分を吸着し保持する天然保湿因子という成分があります。
いくつか例を挙げると、
アミノ酸、尿酸、ミネラル、乳酸、ヒアルロン酸、PCAなどがあります。

こういった成分がお肌の水分を抱え込みます

そして細胞間脂質が角質細胞を囲み水分が逃げないようにさらに挟み込みます。

その細胞間脂質の代表成分がセラミドです。

セラミドと一言で言っても種類があります。

セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド4、セラミド5、セラミド6、セラミド6Ⅱ、…
※現在は名称が変わっていて、
セラミド1はセラミドEOP、セラミド2はセラミドNG、セラミドNPといった具合に変わっています。

これらセラミドという名称が付く成分をヒト型セラミドとかバイオセラミドと呼びます。

人の肌の中に存在しているセラミドと同じ構造をしている成分です。

これらヒト型セラミドの中でも特に1、2、3、6が重要といわれています。

他にも天然セラミドと呼ばれ主に馬などの動物から抽出されるセレブロシド、植物から抽出される植物セラミドのコメヌカスフィンゴ糖脂質、疑似セラミドと呼ばれるセラミドに似た成分としてセチルPGヒドロキシエチルパルミタミドなどがあります。

セラミドといっても色々な種類があることがお分かり頂けると思います。

ベビーローションにセラミドが入っているのがおすすめな訳

赤ちゃんの保湿スキンケアにおすすめのセラミドはというと、ヒト型セラミドです。

安全性が高く、お肌のセラミドと同じ構造なので馴染みやすくおすすめです。

また、アトピー性皮膚炎の場合はお肌のセラミドの量がアトピーでないお肌に比べ少ないというデータもあるようで、お肌の保湿においてセラミドが重要な役割を果たしていることは間違いありません。

赤ちゃんのようなデリケートでまだまだ未熟なお肌にはなるべく負担を与えないようにお肌にも存在している成分がおすすめです。

ヒト型セラミド入りのベビーローションを塗ったところで、お肌の角質層にある細胞間脂質が増えるなんてことはありませんが、お肌にとっても合いやすく負担をかけにくい成分ではあります。

ベビーローションは赤ちゃんの未熟なお肌のバリア機能をサポートする役目もあるので、セラミドをはじめアミノ酸やヒアルロン酸、PCAといったお肌にある成分が配合されているベビーローションの方がお肌をやさしく保湿するのに適しているといえます。


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